いよいよ今週から所得税の確定申告の受付が始まりました。個人事業者の方は集計作業はできていますでしょうか。複式簿記になるとハードルが高くなりますので、最低限でも領収書や通帳から科目別に1月1日~12月31日まで集計していきましょう。枚数が多い時は1年分の集計でも月別に集計していくことがおすすめです。科目がわかりにくいと思われる方は下記の国税庁の収支内訳書・青色申告決算書の書き方をご参考にしてください。
平成30年分 収支内訳書(一般用)の書き方・・・国税庁
平成30年分 青色申告決算書(一般用)の書き方・・・国税庁
決算書が完成すれば残すは確定申告書です。確定申告は一般的な場合、決算書の集計値である売上高や所得金額などを転記して、所得控除額を記載し、所得金額から所得控除を差引した金額が課税標準となります。この課税標準に税率を乗じて所得税を計算するという流れです。詳細は下記の国税庁が公表しています確定申告の手引きをご参考にしてください。
所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き(確定申告書B用)・・・国税庁
そして確定申告シーズンが終わり、今年の大きな税制改正は「消費税の増税」です。8%→10%に消費税率が上がるのですが、その消費税増税に伴う経済対策として下記のようなものが検討されています。
・キャッシュレス決済でポイント還元
・プレミアム商品券の発行
・すまい給付金の拡充
・次世代住宅ポイント制度
・住宅ローン減税の3年間延長
・自動車税の減税 など
キャッシュレス決済でポイント還元は、消費税増税から東京オリンピックが行われる2020年6月までの9ヶ月間、購入額の5%もしくは2%のポイントが還元されます。このことによりカード決済が大きく増えそうですね。先に説明しました確定申告もクラウド会計(MFクラウド会計、freee、弥生会計オンラインなど)を利用すれば、金融機関やカード会社とのデータ連携が行えるので、ラクに集計することができます。現金決済を無くしカード決済のみにすれば、データの大半を連携により取得することができます。来年の確定申告に向けてチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
京都・宇治市のケイ・アイ&パートナーズ税理士法人(旧:黒瀬税理士事務所)では、MFクラウド会計やfreee、弥生会計オンラインの導入・運用サポートを行っています。お気軽にご相談ください。