
今年も路線価は7月1日に公表されました。全国の最高路線価は東京都の銀座5丁目銀座中央通り(鳩居堂前)で1㎡あたり4,224万円(前年4,272万円)となり、前年より1.1%減と2年連続下落しました。
都市別でみますと、令和4年度は、上昇した都市もあれば横ばいの都市、下落した都市もあります。下落した都市の中に京都も含まれますが、新型コロナウイルスの影響で観光地や繁華街などがマイナスに転じた影響がありそうです。全国的には、約32万地点の標準宅地は全国平均で前年に比べ0.5%下落しました。
そもそも路線価とは、国税庁が毎年7月に公表する路線(道路)に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額(千円単位)のことです。路線価は、相続税・贈与税の申告時に土地等の財産評価に用いられる他、時価というわけではないのですが、土地の価格の参考になる目安でもあります。一般的には、路線価は時価の8割程度に設定されています。
路線価は国税庁のホームページで最新のものを含む過去7年分公開されています。ご興味がある方は、下記のリンクを参照ください。
路線価図は下の画像のような都道府県別に区分けされており、該当の都道府県より詳細な場所へ絞り込めます。おすすめは、googleマップなどで該当場所を確認して路線価図に照らし合わせると路線価を確認しやすいです。

具体的に、弊社の近辺の京都府宇治市琵琶台1丁目付近の令和4年分を確認すると以下のとおりです。
※京都府→路線価図→宇治市→琵琶台1

参考にどのように計算するかと言いますと、簡易的に目安になるのは㎡数で乗じると土地の概算評価が計算できます。相続税や贈与税の申告の財産評価は、路線価を基準に、土地の奥行や形状、接道状況、建物が貸家などに応じて評価を行っていきます。
令和4年 概算の計算例)500㎡の土地
*路線価図の赤丸印の部分 105千円/1㎡あたり 道路沿い高度商業地区
105千円×500㎡=52,500千円
ちなみに、弊社の近郊は令和3年分と変わらず…横ばいでした。
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