会社設立をする上で、よく悩むのが「社名」です。個人事業を行っていた場合は、屋号がそのまま社名になる場合がありますが、会社を一から設立する場合はなかなか決まらないかもしれません。現在、この「社名」は、ひらがな、漢字はもちろん、カタカナやローマ字を使用することができます。
この「社名」を決定する上で注意点をまとめてみました。
社名は創業者の夢と情熱を表す
会社の存在を知ってもらうためには、名前が必要です。
社名は、基本的には創業者が自由につけることができます。親がその思いを託して子供に名前をつけるように、あなたの夢や情熱を表す社名をつけましょう。
覚えてもらいやすい社名をつける
社名は、代表者はもちろん会社に関わりを持つ人たちも長く付き合っていくことになります。難しい漢字をつかったり、当て字でどう読むかわからない社名では、経営にも差し障りが出ます。
聞き取りやすいこと。わかりやすいこと。覚えやすいこと。こうした条件を備えた名前は、事業を続けていく上で大きなプラスになります。商品名やブランド名、事業内容をそのまま社名にするのもひとつの手です。
事業目的も商号も同じという「類似商号」の会社は、同じ住所に登録することができません。有名企業の名称をそのまま使いことも、詐欺行為を防止するために認められていません。問題が起きないように、事前に存在の社名やブランド名をチェックしておきましょう。
長い社名?
経験上、細かいことになるかもしれませんが、長い社名は、あとあと大変になる場合もあります。
例えば、銀行で振込用紙を書くとき、契約書等の書類に社名を書くときなど、社名のゴム印を用意していれば問題ないのですが、書くとなると時間が掛かります。それが何枚もとなりますと大変です。
こだわりもありますので一概に言えませんが、おすすめは短い社名で覚えやすいものがいいのではないでしょうか。