いよいよ12月に入り年末調整の時期に入りました。そして、年が明けると所得税の確定申告時期が近づいてきます。事業者の方は、収入や経費の集計や帳簿を作成した後に確定申告書を作成しますが、今年は消費税増税により年の途中で8%→10%になったり、軽減税率が導入されたりと、手書きでは確定申告書の作成はますます厳しくなりました。しかし、来年1月31日からは国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーにおいて、スマートフォンからマイナンバーカード方式による電子申告が可能となります。今回は、スマホでの確定申告を簡単に説明させてお頂きます。
電子申告(e-tax)利用前に準備するもの
現在はパソコンで電子申告をする場合、マイナンバーカードを読み取るためにICカードリーダライタが必要でしたが、スマホの場合は不要となり、スマホを利用してマイナンバーカードを読み取るだけとなります。したがって、来年の確定申告をスマホで行いたい場合は、マイナンバーカード交付申請から交付通知書を発送するまで、おおむね1ヶ月ほどかかりますので、年内にマイナンバーカード交付申請をされることをおすすめします。
[マイナンバーカード交付申請方法]
・郵送による申請
・パソコンによる申請
・スマホによる申請
・まちなかの証明写真機からの申請
*詳細は▶マイナンバーカード総合サイトを参照してください。最寄りの市区町村に申請するのですが、初回の交付手数料は無料です。
[マイナンバーカードサンプル]
e-tax 確定申告書等作成コーナー
事業者の方は、収入や経費の集計や帳簿を作成した後に「国税庁HP 確定申告書等作成コーナー」で申告書を入力・作成していく流れとなります。事業者の他に会社員の方で、医療費がある場合の還付申告などにも幅広く対応しています。
近年は電子決済の導入が進みますます便利になってきましたが、確定申告もスマホで申告できるようになると本当に便利ですね。来年は税務署の窓口に並ぶ事なくスマートにスマホでサックっと確定申告にチャレンジされてみてはいかがでしょうか。ケイ・アイ&パートナーズ税理士法人(旧:黒瀬税理士事務所)では、集計や帳簿作成・確定申告のサポートを行っていますので、お気軽にお問合せください。