経済動向などの外部環境の影響を受けやすい業種である飲食店。しかし、個人経営であれば、変化する外部環境に惑わされる必要はありません。自分の店の強みと弱み明確にしてお客さまに伝えていけばいいのです。
1.お客さまとのコミュニケーション
お客さまとの距離が近ければ、リピーターへの特典などで現状維持を強化、同時に初回特典で新規客を狙ってみるのもいいでしょう。特典内容はあくまでもリピーターに花を持たせる内容にしておくことで新規客が入ってきても、リピーターは嫌な気分になりません。新規客も入りやすい店と認識でき、相乗効果を生む可能性が高いです。
また、お客さまとの距離が遠くても、無理に距離を縮めることを考えるよりも、一人客を狙うという方法もあります。
2.情報発信の状況
ホームページやSNSを活用しているのであれば、クチコミなどからの来店がどのくらいなのかをチェックしましょう。多ければ情報発信頻度を増やすなど、現状より発信状況が悪くなることは避けたいものです。また、活用していないのであれば、弱みとなってしまいます。今やSNSの効果は広告以上という人もいるくらい。上手に活用すれば、お金をかけない集客が可能となります。
3.ウリとなるメニューが存在するか
ウリがあるならば、限定メニューの発展版や、季節の人気メニューを軸にすれば、構成しやすいでしょう。
逆にウリがないならば、仕入先を替えるなり増やすなりで、新メニューを開発するなど、お客さんを呼べる要素を作りましょう。定番メニューであっても味付けにアレンジを加え、メニュー名を変えるだけで新メニューとなります。試してみてください。
4.店の立地
わかりやすい場所かどうかということです。わかりにくければ看板や電柱広告を利用するなど、お客さまの目に付く仕掛けをして、逃がさない策を取りましょう。
以上の4項目を検証するだけでも、自分のお店の強みと弱みが見えてきます。厳しい経営状況を脱するには、どれだけ弱みをなくし、強みをPRできるかです。