企業のユニークな制度で「社内留学制度」を紹介します。
DM用のチラシを作ってみました。でも、他部署の人にお願いしたから、業者にお願いしたから、伝えたいことがきちんと伝わっていない。。。よくある光景です。さて、そんな悩みも吹き飛ばす画期的な制度があります。その名も「社内留学制度」です。
他部署の人の仕事内容を理解できる!
ある広告代理店では、売る人と作る人の温度差を縮めるために「社内留学制度」を実施しています。社内で自発的な意思により、一定期間他部署での経験を積みます。その後、元の部署に戻り、他部門での経験と習得した知識・能力を活かして、担当の幅を拡大させることを目的とした制度です。
「最初は誰も関心がなく、半ば強引に制作部と営業部の中から1名づつ入社3年目の社員を選出して、1年間トレードしました。それが1年後、自分で作って売ることができる営業マンが誕生したのです」と前出の広告代理店・営業課長。
作ることがわかったことで、営業先での提案力が増し成績はアップする。A社の社外向け企業パンフレットを受注したときも、先方の意思をくんで出したラフレザインが決め手となり、受注に至りました。先方が望むものを形にすることを覚えた営業マンは強い。「社内留学制度」で培った提案力で、今ではトップを争うまでに成長したそうです。
一方、営業経験を積んで制作部に戻った社員は、営業に使えるツールを作ることに楽しさを感じ、後輩営業マンの援護射撃が出来るほどに成長しました。
スキルアップの特効薬的な制度と言えるでしょう。